CB1000Rはなぜ不人気？購入前に知るべき真実と魅力

2025年7月7日

バイクの選び方・比較

「CB1000R 不人気理由」――このキーワードで検索しているあなたは、きっとこのホンダが誇るネイキッドバイクに、ただならぬ魅力を感じているのではないでしょうか？洗練されたデザイン、圧倒的なスペック、そして唯一無二の存在感。しかし、同時に「なぜ人気がないの？」「本当に良いバイクなの？」といった、拭いきれない疑問や不安を抱えているかもしれません。

この記事では、そんなあなたの疑問に真正面からお答えします。コスパや足つき・重量といった気になる点、もしかしたら購入後に失敗し後悔するのでは、といった不安な声にも向き合います。燃費や積載性、中古車市場での評価、そして実際のユーザー評価を通して、CB1000Rが「不人気」と言われる本当の理由と、その裏に隠された真の魅力と価値を徹底的に深掘りしていきます。

この記事を読めば、あなたのCB1000Rに対する疑問が氷解し、自分にとって最高の選択かどうかを見極める確かなヒントが見つかるはずです。さあ、一緒にCB1000Rの真実を探求しましょう！

記事のポイント

CB1000Rが不人気とされる理由とその背景
実際のユーザー評価から見る長所と短所
他モデルとの比較やおすすめの利用シーン
CB1000Rの本当の価値や選び方のポイント

目次 [ open ]

CB1000Rが不人気な理由とは？購入前に知るべき真実

ライバル車と比較して売れていない現状
デザインの賛否両論と「ダサい」の声
街乗りで持て余す速さと扱いづらさ
価格に見合わないコスパと装備の評価
足つき・重量・低速トルクの不満点

ライバル車と比較して売れていない現状

CB1000Rは、2018年に現行モデルが登場して以来、多くのバイクファンから注目を集めてきました。しかし、市場全体の販売台数に目を向けると、カワサキのZ900RSやヤマハのMT-09といった、いわゆる「売れ筋」のライバル車と比べて、販売面で苦戦している現状があることは否めません。例えば、カワサキのZ900RSは、その発売当初から驚くほどの人気を博し、プレミアム価格で取引されることも珍しくありませんでした。現在でも中古市場において活発に流通しており、その人気ぶりは一目瞭然です。

これに対し、CB1000Rは街中で見かける機会が比較的少なく、結果として「あまり見かけない＝売れていない」という印象につながりがちです。多くのライダーがZ900RSのような「王道を行くネオクラシック」や、MT-09のような「尖った個性を持つストリートファイター」を選ぶ傾向にある中で、CB1000Rは独自の立ち位置を確立しようとしたものの、市場のニーズと完全に合致しなかった部分があるのかもしれません。実際に、ホンダ公式サイトの過去の情報を見ると、CB1000Rは2024年7月をもって生産終了となったとされています（参照：Honda公式サイト）。この生産終了は、販売台数の伸び悩みも一因であった可能性を示唆しています。多くの選択肢がある中で、CB1000Rが埋もれてしまった背景には、競合車種の強い存在感と、市場における明確なポジショニングの難しさがあったとも考えられるでしょう。

デザインの賛否両論と「ダサい」の声

CB1000Rの「ネオスポーツカフェ」というデザインコンセプトは、まさしく好みが大きく分かれる点です。クラシックなネイキッドバイクの力強さと、モダンで未来的な要素を融合させたその外観は、見る人によって評価が大きく異なります。あるライダーは「無骨で、他に類を見ないかっこよさがある」「個性的で他にないデザイン」と絶賛し、その独自性に強く惹かれています。特に、個性的な丸目LEDヘッドライトや、メカニカルな印象を与えるアルミ製モノバックボーンフレームの造形美は、じっくりと眺めるほどにその魅力が増すと感じる人も少なくありません。

その一方で、「どっちつかずで中途半端」「丸目なのに未来感がミスマッチでダサい」といった厳しい意見も残念ながら耳にします。Z900RSのような「正統派ネオクラシック」デザインを好むライダーからすると、CB1000Rの先進的な要素が受け入れられにくいのかもしれません。デザインに感じる違和感は、バイク選びにおいて大きな障壁となることがあります。しかし、このような個性的なデザインは、カスタムベースとしては無限の可能性を秘めているとも言えます。カラーリングの変更はもちろん、ヘッドライト周りのカスタムや、シート、マフラーの交換などで印象が大きく変わり、自分だけの唯一無無のバイクへと生まれ変わらせることも十分に可能です。見る人の視線を引きつける独特のデザイン性こそが、このバイクの最大の個性であり、魅力を感じられるかどうかはライダーの感性に委ねられていると言えるでしょう。

街乗りで持て余す速さと扱いづらさ

CB1000Rの心臓部には、スーパースポーツモデルCBR1000RRをベースにした998ccの水冷直列4気筒エンジンが搭載されており、最高出力は145馬力に達します（参照：Honda公式サイト）。これだけの圧倒的なパワーは、高速道路での加速やワインディングロードでのスポーツ走行では、まさに「水を得た魚」のようにその真価を発揮し、ライダーに大きな興奮と喜びをもたらします。スロットルをわずかに開けただけで、瞬時に湧き上がるダイレクトなレスポンスは、多くのライダーがスポーツバイクの醍醐味として挙げるポイントでしょう。

しかし、この高性能が、都市部の狭い道や信号の多い市街地での日常使いにおいては、かえって「持て余してしまう」と感じるライダーが少なくありません。例えば、信号待ちからの発進や、わずかな加速のつもりでも、意図せず猛烈なスピードが出てしまい、バイクに不慣れなライダーは「怖さ」を感じてしまうこともあるでしょう。また、高出力エンジンゆえに発生する熱量もかなり大きく、特に夏場の渋滞路では、足元から伝わる熱気が厳しく、不快に感じるライダーもいらっしゃるようです。このように、ハイスペックなエンジン性能は魅力的である一方で、日常的なシーンでの扱いづらさが、一部のユーザーにとっての懸念点となってしまうことがあります。高性能と日常使いのバランスをどう捉えるかは、このバイクを選ぶ上で重要な考慮点となります。

価格に見合わないコスパと装備の評価

CB1000Rの新車価格は、ホンダ公式サイトの過去の情報によると、スタンダードモデルで1,670,900円（消費税込み）と、大型ネイキッドバイクの中でも比較的高価な設定でした（参照：Honda公式サイト）。この価格帯のバイクを購入するとなると、多くのライダーは走行性能だけでなく、装備面でも充実した内容を期待するでしょう。しかし、実際に所有しているライダーからは「この価格ならもう少し装備が欲しい」という声が少なくありません。

具体的に見てみると、CB1000Rに搭載されている電子制御は必要最低限にとどまっています。近年、他のハイパフォーマンスモデルでは主流となっているIMU（慣性計測装置）と連動したコーナリングABSや、路面状況に応じて減衰力を自動調整する電子制御サスペンションなどは非搭載です。また、メーターもアナログ風の液晶で、最新のTFTカラーディスプレイを搭載したライバル車と比較すると、視認性や情報表示の面で物足りなさを感じるかもしれません。カワサキのZ900RSのように、伝統的なスタイルと最新の電子制御を両立させ、「見た目も中身も充実している」と評価されるモデルと比較されてしまうと、CB1000Rの装備が割高に感じられてしまう可能性があると考えられます。価格と装備のバランスは、購入を検討する上で多くのライダーが重視するポイントであり、この点が「不人気」の理由の一つとなっているのかもしれません。

足つき・重量・低速トルクの不満点

実際にCB1000Rに跨ってみると、まずライダーが気になるのは足つきの悪さです。シート高が830mmと高めに設定されていることに加え、重心も比較的高い位置にあるため、信号待ちなどで停車する際に、特に身長が低いライダーやバイクに慣れていないライダーは、足元に不安を感じることがあるようです。両足が地面にしっかりと届かず、つま先立ちになってしまうと、停車時や押し引きの際に車体を安定させるのが難しくなります。

また、車両重量も212kgと、大型バイクとしては決して軽量な部類ではありません。取り回し時や、駐車場での移動、Uターンといった低速での操作が必要な場面では、この重量がライダーにとって負担となることも十分に考えられます。加えて、CBR譲りの高回転型エンジンという特性上、低速トルクが細めに感じられることがあります。これは、発進時や極低速での走行、タイトなUターンなど、繊細なアクセルワークが求められる場面で、ライダーに一層の気遣いを強いることになります。ハイスペックな走行性能を持つ一方で、このような日常使いにおける不満点が積み重なることで、「ちょっと疲れる」「扱いづらい」といった印象につながり、結果的に購入後の後悔につながってしまうケースもあるようです。

CB1000Rが不人気な理由を克服！購入検討のポイント

実際のユーザー評価から見る長所と短所

CB1000Rに対する実際のユーザー評価は、長所と短所が非常に明確に分かれていることが特徴です。良い点として、多くのライダーが口を揃えるのは、スーパースポーツモデルCBR1000RRをベースにしたエンジンがもたらす「とんでもない」パワフルな加速感や、直列4気筒エンジンの心地よい回転フィールです。「エンジン性能は使い切れないほどの高性能」といった声も聞かれ、特に高回転域での加速は「SS（スーパースポーツ）以上」と評されるほど強烈なようです。また、クイックシフターの切れ味の良さや、軽量な車体設計によるスムーズなコーナリング性能も高く評価されています。質感の高い車体デザインや、迫力あるエキゾーストサウンドに魅力を感じる方も非常に多いと言えるでしょう。

一方で、短所として頻繁に指摘されるのは、前述の通り積載性の低さです。シート下の収納スペースがほぼないため、長距離ツーリングに出かける際には、サイドバッグやタンクバッグなど、荷物を積むための工夫が必須となります。また、燃費があまり良くないという意見も多く、市街地走行では17km/L程度、高速走行でも20km/Lに届かないという報告が見受けられます。これはパワフルなエンジン性能と引き換えの部分ではありますが、燃料コストを気にするライダーにとっては無視できない点でしょう。高速道路での走行時には、カウルがないネイキッドモデルゆえに風圧を強く感じやすいという声もありますが、スクリーンを取り付けると、せっかくのデザインバランスが崩れると感じる方もいらっしゃるため、カスタムで悩むこともあるようです。このように、CB1000Rはスポーツ性に特化した設計のため、実用性とのバランスにおいてユーザー間で評価が分かれる傾向にあると言えます。

ツーリング用途での積載性と快適性

CB1000Rは、その高い走行性能と快適なライディングポジションのおかげで、長距離ツーリングも十分にこなせるポテンシャルを秘めています。スムーズなエンジン特性は長時間の走行でもライダーの疲労を軽減し、高速走行時の燃費は約20km/Lと、1000ccクラスとしては比較的優秀な部類に入ると考えられます。電子制御のサポートは、高速道路での安定したクルージングを可能にし、クイックシフターが標準装備されていることで、ギアチェンジがスムーズかつストレスフリーに行えるというメリットも大きいでしょう。ライダーの実体験によると、「エンジンの滑らかさとトルクのおかげで、山道でも疲れにくい」という声や、「軽量な車体設計とハンドリングの良さで、ワインディングが楽しい」といった意見が多く聞かれます。

しかし、純正状態での荷物の積載性には、やはり課題が残ります。特にシート下の収納スペースが限られているため、キャンプツーリングや長期のツーリングに出かける際には、入念な準備とアクセサリーの活用が欠かせません。この点を改善するためには、ホンダ純正のパニアケースやリアキャリアを装着することが有効な対策となります。これらを取り付けることで、積載量を大幅に増やし、荷物の心配なくツーリングを楽しめるようになるでしょう。また、タンクバッグやシートバッグを追加すれば、日常的な小物や軽量の荷物を手軽に持ち運ぶことが可能です。USB電源ソケットやスマートフォンホルダーを取り付けるなど、利便性を高めるカスタムも多く存在し、これらを活用することで、CB1000Rを自分のスタイルに合わせた、より快適なツーリングモデルへと進化させられるでしょう。

維持費や燃費の懸念点とその真相

CB1000Rの維持費に関して、「高い」という懸念を持つライダーもいらっしゃいますが、これは大型バイク全般に言えることであり、CB1000Rが特別高額というわけではありません。しかし、その内訳を見ていくと、やはり注意すべきポイントがいくつか見えてきます。

まず、燃費です。高性能なエンジンを搭載しているため、燃料消費が多くなるのは避けられません。市街地走行では約15～18km/L、高速道路で約20km/L程度が一般的な目安とされています。特に、頻繁にアクセルを開けるような乗り方や、渋滞の多い市街地での使用が中心になると、さらに燃費は悪化する傾向があります。燃料タンク容量が16リットルと、同クラスのバイクに比べてやや小さめであることも、給油頻度が高まる要因となり、不便さを感じるかもしれません。

次に、保険料です。大型バイクであるCB1000Rの場合、任意保険の年間費用は約5万～10万円が目安となることが多いです。加入する保険の種類や年齢、走行歴などによって大きく変動しますが、決して安価な金額ではありません。また、定期的な点検やオイル交換などの基本的なメンテナンス費用も、年間で5万～10万円程度かかることが予想されます。高性能バイクゆえに、タイヤやブレーキパッドといった消耗品の交換頻度も高く、タイヤ交換1回あたり4万～5万円ほどの費用がかかることも珍しくありません。これらのコストを総合的に考慮すると、CB1000Rは決してランニングコストが低いバイクとは言えませんが、その高い性能と引き換えに発生するコストと捉えることもできるでしょう。維持費を抑えるためには、エコな運転を心がけることや、信頼できるショップでの定期的なメンテナンス、あるいはある程度のセルフメンテナンス能力を身につけることも一案です。

中古車市場での評価と選び方

中古車市場において、CB1000Rは比較的需要があり、特に2018年以降の「ネオスポーツカフェ」シリーズのモデルが人気を集めています。新車価格が比較的高価であったため、中古車であれば100万円台前半から見つけることができ、比較的手頃な価格で高性能なバイクを入手できる可能性があります。一般的に、高性能モデルは新車購入から数年で価格が落ち着く傾向が見られますが、人気カラーや限定モデル、あるいは状態の良い車両は、値下がり幅が小さいこともあります。例えば、中古バイク情報サイトの過去データでは、平均買取価格が76.2万円、平均走行距離16,000kmという情報も存在します（参照：カチエックス、モトメガネ）。

中古車を購入する際には、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。まず、定期的なメンテナンス記録がしっかり残っているかを確認しましょう。過去の整備履歴が明確であれば、安心して購入できます。外装に目立つキズやサビが少ない車両は、高く評価されやすい傾向にあります。走行距離は1万km以内が理想的ですが、3万km以下であれば十分に価値が保たれると考えられます。また、前オーナーがカスタムパーツを装着している場合、その内容が自分の用途や好みに合っているかをチェックし、純正パーツが残されているかどうかも重要なポイントです。再カスタムを考えている場合は、純正パーツの有無が後々の費用に影響することもあります。購入前には、中古車販売店での徹底的な車両チェックはもちろん、可能であればレンタルサービスなどを利用して、実際に試乗してみることで、後悔のない選択ができるでしょう。

CB1000Rが不人気な理由で語られる真実と価値

CB1000Rが「不人気」とされる背景には、これまで解説してきたいくつかの要因が複雑に絡み合っています。ライバル車との販売台数の比較における苦戦、個性的すぎるデザインに対する賛否両論、街乗りでの高すぎるエンジンスペック、そして新車価格に対して物足りないと感じるコスパと装備、さらには足つき・重量や低速トルクといった乗ってわかる不満点などが、主な理由として語られています。これらの点が、一部のライダーにとって購入の障壁となったり、購入後に失敗や後悔につながったりする可能性も示唆されてきました。

しかし、これらの「不人気」とされる理由の裏側には、CB1000Rが持つ独自の価値と魅力が確かに存在します。このバイクは、単に移動するための道具ではありません。

唯一無二のデザイン: その「ネオスポーツカフェ」という個性的なスタイルは、他のバイクにはない強い存在感を放ちます。好みが分かれるデザインではありますが、だからこそ強く惹かれ、熱狂的なファンを持つライダーも少なくありません。
高性能な走行性能: 高速道路での圧倒的な加速や、ワインディングロードでの俊敏なコーナリングは、スーパースポーツ譲りのエンジンと優れた車体設計の賜物です。純粋な「走る楽しさ」を追求したいライダーにとっては、まさに最高の相棒となるでしょう。
電子制御の恩恵: 最新の電子制御技術が適切な介入を行うことで、そのハイパワーを安全かつ効果的に引き出すことが可能です。これにより、熟練ライダーはもちろん、大型バイクに乗り慣れていない方でも、安心して高性能な走りを体験できます。
カスタムの可能性: その独特なデザインは、カスタムベースとしても非常に優れています。アフターパーツも豊富に揃っており、自分好みのスタイルや機能性を追求できる楽しさは、このバイクの大きな魅力の一つです。世界中で様々なカスタムモデルが生まれており、オーナーの個性を反映した一台を作り上げることができます。
中古市場での魅力: 新車価格が高めである一方、中古車市場では比較的入手しやすくなっているため、手の届きやすい価格で高性能バイクを体験できるチャンスがあります。これは、コストを重視しつつも高性能バイクに乗りたいと考えるライダーにとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

結論として、CB1000Rは万人受けするようなモデルではないかもしれません。しかし、その独特な魅力は、特定のライディングスタイルやバイクに対する明確な価値観を持つライダーにとって、かけがえのないものとなるでしょう。単なる移動手段としてではなく、バイクとの一体感や、走る喜びを深く追求したいライダーにとって、CB1000Rは真価を発揮する一台となるはずです。もし、このバイクがあなたの心に響いたのであれば、ぜひレンタルサービスや中古車市場を活用して実際に試乗し、ご自身の感覚でこのバイクの魅力を確かめてみることを強くおすすめします。